いらいらしたり、感謝したり。
たまーにですが、詩を読みます。
全部読んだわけでもないので、大好きというのもおこがましいような気もするけど、
茨木のり子さんの詩がスキです。
心にも身体にも、きっと魂とかオーラとかにまでじんわりと浸みているんじゃないかなって感じがします。
「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。
いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」(by茨木のり子)
詩も、自分を解放するためのパートナーとなってくれるんですねー。
最近、繰り返し読んでいるのが「知命」
こんなふうに周りの人の思いに気づくことができたら、
感謝も思いやりも自然にできるようになれるかな。
「知命
他の人がやってきて
この小包の紐どうしたら
ほどけるかしらと言う
他のひとがやってきては
こんがらがった糸の束
なんとかしてよと言う
鋏(ハサミ)で切れいと進言するが
肯(ガエン)じない
仕方なく手伝う もそもそと
生きてるよしみに
こういうのが生きてるってことの
おおよそか それにしてもあんまりな
まきこまれ
ふりまわされ
くたびれはてて
ある日卒然と悟らされる
もしかしたら たぶんそう
沢山のやさしい手が添えられたのだ
一人で処理してきたと思っている
わたくしの幾つかの結節点にも
今日までそれと気づかせぬほどのさりげなさで」
(「おんなのことば」より 著者:茨木のり子)
セラピールーム 木もれ日 セラピスト AIKO
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